中間切れと国語の正解
2021/12/31
■国語は、正解を探すのではなく間違いを探す。
中間切れとは、俳句において二句の途中に句切れがある場合の句切れの表現で、初句切れ、二句切れ、句切れなしと合わせて説明されています。中学で学習する内容ですが、この説明自体はそんなに難しい話ではないと思います。
それよりも、句切れの意味の方が考えさせられます。句切れとは、俳句の中で意味、内容、調子、リズムの切れ目で、句点を打つ事が出来る部分。大体こんな感じで説明されてます。切れ字や感嘆を表す助動詞との関連についも少し触れられています。高校では、古典で文法も詳しく習うので、より文法的な説明がされています。
ここで気になったのが、詩だろうが文であろうが、作者が句点を打っていないのに、それが本当に句点が打てる場所だと言えるのでしょうか?句切れに関する問題の○、☓が正しいと言えるのでしょうか?文法的には句切れでも、新しい技法として敢えてそうしたと作者が主張すれば句切れにならないのではないでしょうか?
ここに国語の勉強の難しさがあります。正解が曖昧なのです。だとすると、問題への対応方法を変える必要がありませか。問題に回答する際には、その正解を考えたり探したりするのが普通ですが、その正解が曖昧だとするとこの方法では見つからない可能性が大ですよね。ならば、明確に判断がつく間違えを探すべきなのではないでしょうか。
【関連記事】
#国語(中学生)
Divo にて
家庭教師 マトミ
Tutor matommy
https://www.matommy.jp