国語の正解と言葉と社会

2021/12/31

■言葉は手段で目的は人。

 国語は言葉を学習する科目と言えると思いますが、この言葉の意味や使い方は変わったり、はたまた新しい言葉が生まれたりと変化していっています。この事は、国語の正解が変化する事を自称してはいないでしょうか。例えば「サバを読む」は昔は多めにごまかす時に使ったと思いますが、今やただごまかす時にも使ってなくも無いような。まさに「言葉は生き物」なのです。
 また、これがきっちりと切れ目があって変化したり、生まれたりすればなんとか対応もできると思いますが、そうでもないのです。「明日からこの言葉の意味はこうです。」ってなれば、今日から正解はこうだと言えるのでしょうが。この事から、国語に厳密な正解を求めるのは困難なのではないでしょうか。また、国語に正解がない理由は他にもありますが、いずれにしても、国語に正解がないのはあるレベルにおいては正しそうです。そして、この変化を許容している事が、言葉は目的ではなく手段であることの証なのではないでしょうか。
 正しく学んだ大人は分かってますよ。言葉の意味する先のあなたの真意を。


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