三角定規のより深い特徴

2021/12/31

■二つの大切な直角三角形は、正方形を二等分した直角三角形(直角二等辺三角形)と正三角形を二等分した直角三角形。

 小学生が渡された三角定規は2種類あり、高校までに渡りその特徴を学習します。一つは直角二等辺三角形、もう一つは直角三角形です。こう聞くと、特徴(二等辺)のある直角三角形と特徴のない直角三角形の2種類って感じですが、実は二つとも特徴のある直角三角形です。
 まず、直角二等辺三角形から。この三角形は正方形を半分にした直角三角形です。正方形はご存知の通り全ての辺が等しいので、半分にした後に形が三角形になるためには対角線でぶった切るしかありません。ぶった切られた三角形は正方形の辺2つと正方形の対角線で構成された三角形となり、それで二等辺となるわけです。
 で、角度ですが、この三角形の一つの角は正方形の角が1つだけ残ってますので直角となります。で二等辺三角形は2つの角が等しいので、残りの角は45度と45度って事になります。
 次に一見特徴のない直角三角形ですが、この三角形は正三角形を半分にした直角三角形です。辺の構成は、正三角形の一辺と、正三角形の一辺を半分にした辺と三角形の面積を算出する際に定義した、三角形の高さとなる辺です。
 で、角ですが、まず一つは正三角形の角がそのまま使われてますので60度、もう一つは正三角形の一つの角を半分にした30度、で残りの直角です。
 どうでしょうか、ただ角度を憶えるより、ただ辺の比を憶えるより、正方形、正三角形をベースに憶えた方が良さそうじゃないですか。

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冨士晴 にて

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