大学生講師と教えている事

2021/12/31

■大学生が教えるとは、子供が子供にゲームの攻略方法教えているのと同じ。

 大学生が講師である事について少し考えてみたいと思います。大学生は、自身もまだ学んでいる最中です。自身が何者かも分からず、今まで学んだ事が今の学習にどの様に役に立っているかさえ理解できていません。ただ、必要なので使っているだけです。教えると言っても、その意味さえも理解できていないのです。
 では大学生講師は中学生や高校生に何をしているのでしょうか。自分の成功体験を漫然と話しているだけです。成功体験とは、試験で良い点を取った方法や、優秀な大学に入れた時の経験を話しているのです。それが正しい方法なのか、その学習の目的が何なのか、真に学ぶべき内容は何なのかを判断できる経験も手段も無いのですから、分からないまま、ただ話しているだけです。まるで、ゲームを攻略した子供がその攻略方法を友達に自慢気に話している様に。
 その結果、点数が上がったり問題が解けるようになる事もありますが、逆な場合が悲劇です。その学生は同じ事を繰り返す事しか出来ません。散々同じことを繰り返した挙げ句、事態が好転しなければ子供に問題があると本気で思う事しか出来ないのです。社会人の講師でも、同じ様な事は起こりえます。その場合は少し厄介ですのでまたの機会に話すとして、大学生の場合はほぼそうなるなと思いませんか。優秀な大学の大学生であったとしても同じです。逆に優秀な大学の大学生の方が、子供が理解出来ない事を理解出来ないでしょう。
 大学生はまだ子供です。子供が優越感に浸りなから話している自慢話を聞きたいでしょうか、聞かせたいでしょうか。

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家庭教師 マトミ

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