知る事と方法

2021/12/31

■国語は、知ろうとして文書を読めるかが勝負!

 国語とは、日本語で知る事と伝える事を学習する科目ですが、試験ではこの二つが等分されて出題されるわけではありません。いろいろな理由があると思いますが、いずれにしても等分ではないのです。では、どんな配分になっているのでしょうか。問題をどう分析するのかにもよりますが、ほぼ9割は「知る事」に関する問題であると言えます。となると国語の勉強のポイントは、どうやってこの知る力を伸ばすかになります。
 漢字を覚える。語彙力を付ける。接続詞や指示語に着目して、なんなら線を引いてそれをポイントに設問に回答して行く等の技術を習得する。技術的な方法は賛否があると思いますが、前半の二つは必要な事ではあります。でも、それよりも遥かに重要な事があります。言葉は生き物ですが、文章は怪物です。いくら漢字を覚えようと、いくら語彙力を付けても未知なものには代わりありません。況んや、小手先の技術など通用しないのです。では、どうすれば良いのでしょうか。
 国語は英語でもフランス語でもありません。日本語なのです。殆どの人が何もしなくてもnative speakerなのです。知ろうとすれば良いのです。ただひたすらに、知ろうとして読めば良いのです。これが、遠回りなようで最も最短の道なのです。でも、この「知ろうとして読む事」は、正に「言うは易し、行うは難し」なのです。

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