ボールと関数

2021/12/31

■関数とは、それぞれの数字に対して対応する数字がただ一つに決まっている関係。

 関数は中学から高校までに渡って学習し続けますが、その関数とは一体何なのでしょうか?日頃行っている説明をご紹介したいと思います。

<Step1>
 ここに「Black Box」と書かれた箱があります。右側に穴がありその上に「入口(IN)」と書かれてあります。左側にも穴がありその上には「出口(OUT)」と書かれてあります。入口(IN)の穴に①と書かれたボールを投げ入れると、間髪入れずに②と書かれたボールが出口(OUT)の穴から飛び出てきました。次に②と書かれたボールを入口(IN)の穴に投げ入れると、④と書かれたボールが出口(OUT)の穴から飛び出てきました。次に③と書かれたボールを入口(IN)の穴に投げ入れると、⑥と書かれたボールが出口(OUT)の穴から飛び出てきました。では、④と書かれたボールを入口の穴に投げ入れると、出口(OUT)の穴からは何番と書かれたボールが飛び出てくるでしょか?
 
 この質問に今まで関わった全ての中学生が「⑧と書かれたボール」と答えてくれました。

<Step2>
 「何故、⑧と書かれたボールと解ったの。どんな計算か教えて?」と質問します。

 この質問に対しても全ての中学生が

 出口(OUT)から飛び出てきたボールの番号
= 入口(IN)に投げ入れたボールの番号 x 2

と答えてくれました。

<Step3>
 今、答えてくれた等式で表される関係を関数って言うんだ。ただ、使う記号が決まっているよ。入口(IN)の名前は「x」、出口(OUT)の名前は「y」って表すんだ。このルールでさっき答えてくれた等式を書き直してみて。

y=x x 2

 これを文字式のルールでもう一度書き直してみて。

y=2x

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