場合の数とモレとダブリ

2021/12/31

樹形図なくして、場合の数なし。
(モレ無くダブリ無く数えるには基準を決めるのが遠回りなようで近道。)

 確率は中学で学習しますが、その後に高校の数学Aで場合の数と確率でより詳しく学習します。確率自体は非常にsimpleです。

確率 (割合)= その数/全体(その数÷全体)

割合と同じ式で求められます。難しいのは、「その数」と「全体の数」を正確に数えることです。正確に数える際に注意する事は、「モレ」と「ダブリ」です。思いついたままに数えると、どうしてもモレやダブリが出てきてしまいます。ではどうすれば良いのでしょうか。基準を決めるのが最も効果的です。具体的には、樹形図を作る事になります。そして、高校での複雑な場合の数を数える際にも、この樹形図を意識する事が最も重要です。何故なら、高校で学習する複雑な問題への対応方法は、説明されていないとしても、樹形図の規則性を使って速く数えたり、樹形図を変形させたり、樹形図を分けて作ったりしているだけだからです。高校生が場合の数や確率で伸び悩んでいる原因の一つは、樹形図を意識出来ていない事が上げられます。「土台なくして家建たず」なのです。

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