図形の問題と考え方

2021/12/31

■図形の問題は知識をフル活用すべし。

 図形の問題は「閃き」が必要だと思ってませんか。ある意味では正しいですが、少し違います。図形の問題を解く際に頭の中では何が行われているのでしょうか。そこで行われている事は、単純な "Try & Error" です。図形の問題は、先人たちが試行錯誤して発見した、すぐには見つからない新たな関係を使って解くしか試験の時間内に解き終わらないようになっています。従って、以下のステップを繰り返して正解に辿り着いているのです。論理的思考を駆使して解決方法を見出すのに対して、全く単純な作業を行っているのです。だから、正解にに辿り着いた際には、素晴らしいものを閃いた様に感じるのです。論理的思考は意味や内容を持って思考するので頭がfreezeする事は殆どありませんが、図形の問題はなんせ単純な検索作業みたいなものです。意思に反して、頭は簡単にfreezeしていまいます。人によって得意、不得意な人がいるのはこの為です。コンピューターならいざ知らず、人間がやるとなると向き不向きがあると思いませんか。
 この事を意識する事は、図形の問題を解く上でとても大切です。只、検索作業ですので検索されるものがないと話になりません。先ずは知識の蓄積です。

①問題内容の理解
②関連する定理、公式の検索
③検索結果の問題への適用
④ ⅰ)解けたら終了。ⅱ)駄目なら②へ。


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