英語と複数形と書く事
2021/12/31
■恐れずに、そして周りを気にせず、英語の文章を書いて書いて書きまくろう!
縁あってお手伝いしている塾での一コマです。中学3年生の女の子が文書を記述する問題で、「homework」ではなく「homeworks」ではダメなんですかと質問していました。当然、答えは「ダメ」です。英語の名刺には可算名詞と不可算名詞があり、「homework」は不可算名詞なので「s」を付加して複数形にする事はありません。しかし、可算名詞を冠詞、または代名詞や指示代名詞を伴わず、そして複数形にもせずに文書の中に放置する事はありません。英語は名詞が特定のものを表しているのか、そうでないのか。言い換えると、一般的なものなのかそうでないのかを、必ず表そうとします。可算名詞の場合は、名詞を複数形にする事で一般化する事が出来ます。私はこの事を「英語は、名詞が一人ぼっちなのが嫌い。」と言っています。では、不可算名詞の場合に一般的なものである事をどうやって表すのでしょうか。答えは、そのままです。一人ぼっちでOKなのです。この生徒がこの事を意識して「homeworks」としたなら、大丈夫だよと言ってあげたいです。可算名詞を決めているのは、辞書や知識人を気取っている一部の人達ではありません。日々、言葉を使って活動している我々なのですから。そして頃合いを見計らって、大体の人は現在のところ「homework」は不可算名詞と思っている事と可算名詞と不可算名詞の判断のコツを説明してあげるでしょう。
中学3年生と言えば、最近は小学生から英語を学び始めたとは言え、英語を学び始めて実質3年も経っていないと言って良いのではないでしょうか。この時期に完璧な英語以外はダメとする事が英語を効率的に勉強する上で有益なのでしょうか。逆に阻害しているのでは。ここに、現在の英語教育の問題点が潜んでいるのではないでしょうか。
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家庭教師 マトミ
Tutor matommy
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