▼国語(小学生)
2021/12/31
国語とは、我々の母国語である日本語の習得です。知識を得る手段としてこの日本語を捉えるならば、とても重要な科目となります。何故なら、どの教科を学ぶにもこの日本語が入り口となるからです。従って、習得が早ければ早いほどそれに越した事はないのですが、学ぶ側の状態も考慮せずに、その奥深い意味も理解させずに、強制的に記憶させ、問題に正解出来る事を教育と称して実行しているのを見ていると、大人の自己満足の犠牲になっている子供達が不憫でなりません。以前、保護者の方から敬語を小学3年生のお子様に教えて欲しいとお願いされた事がありました。それに対して、小学生では尊敬の概念が理解出来ないのでただ使っているだけになってしまい、それが将来の理解の妨げになる可能性があるのでもう少し待った方が良いとお答えした事があります。仕事柄、外出が多い為、喫茶店を利用する事が多いのですが、チェーン店よりは昔ながらの喫茶店が落ち着くのでよく利用させてもらってます。そこで、遅い昼食を食べていた時に大学生と思われる若者二人が来店してきました。その若者達はとても礼儀正しく、言葉使いも敬語を上手く使いこなしていました。ところが、店にいる間中、乱暴な言葉遣いで、かつ中学生が話す様な内容を大きな声で話し続けたのです。そして、帰る際には店員に対してはとても礼儀正しく出て行きました。まさに、この大学生達は形だけは備わっているのですが、内容がないのです。心がないのです。これで教育が上手くいっていると言えるでしょうか。
国語において、小学生が絶対に出来る様になっておかなければならない学習の内容は、格助詞を意識して文節に区切った音読と、それと同じように声を出さずに読む黙読です。日本語の特徴は、助詞を駆使して文の構成要素を表す事です。その助詞を意識しながら文節の塊で理解する事が身に付いていなければ、文書や話を理解する事は難しいでしょう。逆に、これさえ習得出来ていれば他の内容はいくらでも挽回可能です。
🟠小学生に向けて
【関連記事】
国語と音読
音読とポイントと助詞
音読で黙読で最後に理解
小学生と漢字と部首
学ぶと真似と見る事
国語とツッコミと実例
北欧 にて
家庭教師 マトミ
Tutor matommy
https://www.matommy.jp