無知と学習と第一歩
2021/12/31
■自身が何もわかっていない事を知り認める事が学びの第一歩。
中学生に国語の授業を行なっていた時の事です。物語文の問題で、登場人物のある場面での心境は「驚嘆」は当てはまらない事を説明すると、ある生徒がそれは答えが間違っていると言い放ちました。中学生は多感な時期なので、この言動については特別問題であるとは思いません。それよりも、なぜ「驚嘆」が当てはまらないかの理由を自身が理解出来るまで質問する事はせずに、問題が間違えていると本気で思っている事です。市販されている問題集の答えであったとしても、ある前提や理由さえ説明出来れば、その答えを間違えとする事は可能です。しかし、この生徒は自身の方が正しいと心を閉ざしてしまったのです。まるでどこかの独裁者か子供の様に。
学ぶ為には、自身が何も分かっていない事を知りそれを認めなければなりません。それが出来て学ぶ事が可能になるのです。これはある意味、子供が大人になる為の第一歩と言っても良いのではないでしょうか。
教育の失敗は社会にどのような変化として現れるかの一つの答えがここにあるように思います。教育の失敗は、大人の顔をした子供(ゴナン)を社会に蔓延させるのです。
【関連記事】
🟠心(Philosophy)
吉野 にて
家庭教師 マトミ
Tutor matommy
https://www.matommy.jp
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