▼数学(高校生)

2021/10/31

 高校生で学ぶ数学は、考え方も多岐に渡り、またその量も中学の数学に比べて最低でも3倍は優に超えます。従って、学習量を如何に確保するかは、全ての科目で最も必要な要素となります。しかし、社会や英語などの科目に比べれば、記憶しなければならない量は少なく、また記憶の為に必要な反復に時間を費やすのではなく、理解する為に時間を費やす事になるので、記憶を主とする科目よりは少ない時間で済むというのが、一般的な理解となると思います、ここで問題なのが、理解と時間が比例していないという事です。時間をかければ理解出来る、もしくは理解に近づくわけではないのです。対テスト対策の為の得点力の向上に絞って対策を行うなら、時間に比例して得点能力が向上する方法、すなわち記憶を基に回答する方法を取ることで、膨大な時間を引き換えに合格する事も可能となり、この方法がもてはやされる事になります。しかし、この方法は二つの欠点を持っています。一つは膨大な時間を確保出来なければ、得点力は絶対に向上しない事です。本当に、他の科目もありながら数学に時間を費やす事が可能ですかって事です。その為には相当な意思が必要です。二つ目は、数学を学ぶ本来の目的には沿っていない事です。社会人になって、優秀な大学を卒業した、同僚、部下、上司を見てきましたが、記憶に頼った学習しかしてこなかった人は、新しい問題には対処出来ないのです。何せ、考える事ではなく検索しかしないのですから。まるで、流行りのAIの様に。彼らの問題の対処方法は、過去の同様な問題を探し出し、それと同じ対処方法を実行する事しか出来ないのです。
 以上を踏まえると、限られた時間で膨大な量に対処しなければならない高校数学の対応方法は、数学を学ぶ本来の目的である理解を基本にして、記憶する方法による対応も織り交ぜながら学習を行う事になります。

◉場合の数と確率

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