🔵高校生に向けて
2023/01/05
小学生が「literacy」を、中学生が「論理的思考の習得」「記憶力の向上」「伝える限界と知る技術の向上」を学習した後、高校生は何をポイントに学習する必要があるのでしょうか。奇異に聞こえるかもしれないのですが、それは「学習習慣」です。「豊富な知識」でお話しした様に、高校では中学の最低でも3倍の量を学習しなければなりません。その「量」に対抗出来るのはの「量」しかありません。そして、「量」をこなす際に、まとめてこなす事になればなるほど、目標達成は遠のいて行くのです。そうなると、毎日如何に学習するか、毎日の学習量を如何に増やすかがポイントになります。即ち、「学習習慣」が最大のポイントになります。
しかし、いくら量をこなしてもある程度以上は学力が向上しない生徒は何が原因なのでしょうか。逆説的ですが、中学で学ぶべき3つのポイントが上手く学習出来ていないのです。では、この3つのポイントをどうやったら高校生が学べるのでしょうか。学校の授業でこれを望むのはかなり難しいです。高校の教科書、授業、その他全てが3つのポイントが学習出来ている前提で設計されているからです。では、学習者が自身で補えるかというと、これもかなり難しいです。その理由は、3つのポイントと学習を結びつける事が、自力では出来ない為です。良い意味でも、悪い意味でもある程度の自我が芽生えている為に、現状の間違った学習に対する認識を自力では変える事が出来ないのです。
現実的には、学習量の確保と3つのポイントがどちらも上手くいっていない場合が殆どなので、誰が教えても量が確保出来ればある程度は学力が上がった様に見えるし、本人も上手く学習出来ていると錯覚する事になります。しかし、ある程度以上の向上は難しく、かつ正しく学習出来ていない為に、それ以降の、レベルの高い内容に対する学習が身に付く事はありません。なぜなら、肝心の中学で学ぶべき3つのポイントが身に付いていないのですから。ここに、現在の教育業界の問題点が潜んでいます。
*数学(高校生)
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