#英語(中学生)
2021/11/30
英語はアメリカ、イギリス他、多数の国で話されている言語の一つに過ぎないと思うのですが、社会の歴史とそれに繋がる現在が、英語を世界の標準語として認めている様です。何れにしても言語には違いないので、その目的は「英語と目的と国語」で説明した様に日本語、即ち国語と同じです。この目的に沿った言語の学習は少し極端かもしれませんが、必要性と環境が整えば自発的に可能ですし、逆にその方が自然なのではないでしょうか。「必要性」とは強く知ろうと思えるか、そして強く伝えようと思えるかです。また、「環境」とはその言語に触れる機会です。日本語を学ぶ上で「環境」は十二分に整っています。従って、日本語即ち国語の学習で、そして中学生の学習の中で最優先とされている「知る」の学習の最大のポイントは、「必要性」即ち知ろうとするかどうかだけとなります。しかし、英語は「環境」さえも整っていないのです。従って、同じ言語の学習なのですが学習の仕方は違ってきます。
言語を学ぶ上で、この「環境」はとても重要です。しかし、日本で英語に触れる「環境」を日本語と同じに出来るのでしょうか。全ての子供にこの「環境」を整える事は可能なのでしょうか。かなり難しい問題です。この環境の不整備という解決困難な問題に、別な視点でかつ補完的に生み出されたのが「文法」です。即ち、言語にルールを見出し、そのルールに基づき言語を捉える事で、少ない時間である程度は正しく言語を認識する方法です。しかし、言語は数学のように全てを矛盾なく体系立てて構築されたものではありません。従って、どのレベルであろうとそのルールでは成り立たない例外が現れ、その例外は例外のルールを以て、または例外として意味なく記憶する事になります。この事が学習に混乱を招き、ひいては学習の妨げになります。しかし、「環境」を整える事が出来ない以上、「文法」を軸にした学習方法を取らざるを得ないと思います。しかし、これらの事を理解して教えるのと理解せずに教えるのでは、天と地の差がある様に思います。
🟡中学生に向けて
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